3,14…円周率π(パイ)。
円の周の長さと直径の比であり(どうやら小数点以下は)
何処までも続くようだ。

人はあらゆる謎を見つけ解明してきた。
そしてそこからまた疑問が生まれ
、更に進んだ解答を出そうとしている。
まさに円周率が続くように。
あらゆる謎や疑問、そして問題。
人間が作った高等な数式や言語で導き出す研究は
間違いなく他者に伝えることの出来る確実な方法ではある。
しかし円周率が物語るように、
それでは答えという終点には
永遠に届かないのかもしれない。

円を描く。
出来るだけ真円を目指すその作業と
、どうしてもいびつになってしまうこの姿。
この曲がり具合、この不完全な姿こそが
実は答えであり人それぞれが感じ取るという
大切な在り方なように思えた。




平成22年 2月24日

『円の答え』

Thinking 65